「THE 蔵出」-1
2008年 02月 14日

ここは、私の父方の親戚筋で340年続いた由緒ある造り酒屋です。高台にあり、
その昔は出城だったそうです。敵が攻めて来た場合に逃げ道として、庭の裏に、
抜け穴のトンネルが残っています。
敷地は、3000坪あるそうです。

ですが、もう数十年前に造り酒屋は廃業しており、高台より離れた場所で酒屋を
営んでおりました。でも一昨年、叔母がガンで亡くなったのを契機にこの地を
叔父が手放すこととなりました。



幼い頃は、いとこの姉弟と母屋でかくれんぼをしたり、五右衛門風呂に入った
記憶があります。母屋は、改装されてしまいましたが、昔は、ふとん部屋が
あったり、女中さんの部屋が使われずに開かずの間になっていたり、トイレに
行く途中には、水の流れる中庭があるような、それはそれは犬神家のような
家でした。
私は、夜トイレに行くのがとても怖かった憶えがあります。だって、とっても
とっても遠くて、それはそれは暗かったんですから・・・。


とても優しかった叔母は、何年もガンを患って入退院を繰り返していました。
それを聞くと、かえって足が遠のきました。
私は法事の時ぐらいにしか会っていませんでしたし、ましてやこの小峰家へは
何十年も来ていませんでした。
叔母が逝去して、30数年ぶりにこの地を訪れました。
古いモノが好き、古いたたずまいが好き。でも自分の幼い頃の想い出がある地は
やはり、一言では片づけられない何かがあります。
何十年も近寄らなかったクセに、図々しくも「蔵出しさせて!」などとなかなか
言い出せず、まず私の母親経由で打診してみました。
やっぱりとっても興味がありましたから・・・。
それを叔父は、「何もないけど、よかったら遊びに来て」と云ってくれました。
ところが、よく話を聞くと、叔母が存命中に身の回りの整理も兼ねて、鑑定団が
入ったと云うのです。
2トントラック3台を満杯にして30万円を置いていったそうです。
隊長に云わせると、プロが30万円も置いて行くことは稀で、よっぽどいい物が
沢山あったのだろうと云います。
そんなこんなで期待と不安を胸一杯に「小峰酒造」へ乗り込みました!
by hbc_nkzk2
| 2008-02-14 20:27
| トレジャーハンティング

