「猫にゃんにゃんにゃん」
2011年 09月 18日
ハケをディギングしていると様々なモノが出て来ます。
時に迷惑なモノも出て来ますが、この猫にゃんの置物は
それなりに趣があってお気に入りです。
こういった陶器は、ほとんどの場合破損してるのですが、これらは
無傷で、それぞれ、ハケの場所も出土時期も異なります。
別に猫が好きな訳ではありませんが、
自然と集まってしまいました。
このペン立て、楊枝入れ?と云うアイテムが時代を感じさせてくれ、
なんとなく好ましいのです!
これは、もう6〜7年も前だった思います。
よろずのハケ「第一裏」からの出土品だったと記憶します。
これは、後ろ向き。
書物の上に乗ってるのが定番です。
この猫は、スタイルもカッコよいです!
壷の底はちゃんと塞がってます。
書物の底には「Occupied Japan」の印!
日本が第二次世界大戦で敗戦し、その後アメリカの占領下となった
1947~1952年の間、日本から輸出する物にはMade in Japanだけではなく、
Made in Occupied Japanとする事を義務付けられました。
Occupiedとは、占領された、という意味です。
こちらは、ちょっと小ぶりなタイプ。
最初のものと比べると、目や首輪などのプリントが一切ありません。
でも猫背の形は継承しており、素敵!
出土したハケは覚えてませ〜ん!
こちらは、サイズ的にも楊枝入れでしょうか。
そして、こちらは今年の春の出物。 正ちゃん裏のハケ。
時代変われば、猫も変わる・・・
危機とした緊張感はありません。
まんまるネコです。 気持ちよさげ・・・
これは、壷の底が書物の下まで突き抜けて、楊枝を入れたら下に落ちて
壷に隠れてしまいます。
でも果たして、ペン立てか???
この書物と猫の組み合わせ。
どうやら猫は、奈良時代ごろに経典などの大事な書物をネズミから守る
益獣として、中国から輸入された事が、日本猫の始まりと言う伝説が
あるそうです。
そんな伝説からの組み合わせだったんでしょうか〜?
そろそろ、今期のディギングプランを検討し始めました。
いよいよですっ!