「リゾホルムのハケ」
2010年 12月 23日
隊長も私も仕事が忙しく、やっと先週ディギングへ行く事が出来ました。
隊長は、先々週から日本全国を飛び回る出張ラッシュでこの前日も
仙台〜秋田の日帰りで秋田からのAIR最終便で羽田到着後、連絡をもらい
やっと決行することになりました。
私がまったく動けない時期、ニコニコ団が独自に調査していたハケを2カ所
狙いました。
1カ所目は、印判皿の破片などが大量に出るのにガラスびんが出ない・・・
そんな訳で、2カ所目を徹底的にやりました。
これらは、ニコニコ団の出土品。
眼病専門「精錡水」みごとに器形違い色違いをゲット!
瑠璃色のタイプは、庄司先生が水戸市立博物館で行った「硝子壜の博物誌」
の図録に載ってますが、この出土品の方が色が濃いようですね〜。
株式会社「師天堂」。この「精錡水」は銀座の楽善堂、岸田 吟香では
なさそうですね。「師天堂」は富山の「厚生師天堂」と同会社でしょうか?
出ました初見! 小型の「筒型リゾホルム」!
この「リゾホルム」HBCだけで大小、5種類の器形があります。
ワカヤナギもこのタイプは初見です! 惜しい!
清和錠、いかにも昔のネーミングで、良いですねぇ。
このタイプのインクびんは、ほんとに種類が豊富です。
「ORGAN」どうやらオルガン用オイルびん?
森永エンジェルびんの正面下部には、国産ラムネびん製造で有名な
徳永玉吉の徳永硝子製造所の屋号エンボスが確認出来ます。
ここからは、私の出土品。
左から良く出る「布田眼薬」でもこの色はキレイ!
真ん中は、山田安民ロート目薬の大、右は初見「健保丸」
「健保丸」の裏面は「東電 健康保険組合」東京電力でしょうね。
ロート目薬、左3つは在庫品。
なぜかこの小サイズばかりでしたが、今回のは大きい!
ガラス厚が均等でちょっと疑わしいのですが・・・やはり
「味の素」の仲間でしょうかね。
ちょっと大びんが出せませんでしたが、一番大びんに近い造形です。
「健保丸」のびん形は、スタンダードなのでしょうか。
その他の持ち帰りびん・・・ほぼすべてダブってますが・・・最近あまり
持ち帰り品が少なかったんで・・・持って来てしまいました・・・
これがまた、たまってしま馬なんですが・・・
これもダブってる「葛餅のたれ」びん。と思いきや、屋号名が違いました。
「葛餅のたれ」びんたち。日本独特の雰囲気で味がありんす!
先に紹介した「師天堂の精錡水」は、私は残念ながら右端の欠片しか
出ませんでした。
でもこのタイプの両口式点眼びんもスタンダードな器形なんでしょうかね。
つーことで、今年ももうわずか・・・これからディギングに行ける日が
果たして残されているかどうか・・・
この野うさぎ君、ニコニコ団がハケを探している途中で見つけたそうで
3羽いたそうです。
巣穴もありました。アナウサギですね。
大きさが分かりづらいですが、両手に乗せてはみ出すぐらいのサイズで
しょうか。
まだ、早い?ですが、来年もどうぞよろしくお願い致します!
」