土の中から掘り出したガラスびんを研究してます


by HBC-BOW
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カテゴリ:エンボス( 6 )

「LOVE&PEACE」

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PEACE SYRUP
なんと素敵なネーミング、響きなのでしょう♪
甘い溶けるような至福の平和な世界・・・



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ハトは、旧約聖書のノアの箱舟の伝説にも由来して平和の象徴です。
ノアは47日目にカラスを放ちましたが、洪水の中まだ水が乾く前で
あったので留まるところがなくすぐに戻って来てしまいました。
次にハトを放ったのですが、同じようにもどって来てしまいました。



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それから一週間後、二度目にハトを放ったところ、オリーブの葉をくわえて
戻って来ました。
これによって、ノアは水が引き始めて陸が出て来たことを知ったと云います。
創世記8章8~11節の記事に由来しています。



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また、ハトが平和の象徴とされ世界に広まったのは、
1949年パリ国際平和擁護会議でピカソのデザインによる鳩のポスターが
作られてからとも言われています。



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PEACEと云えば、我々世代には煙草のピースの存在が印象深いです。



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煙草のピースは、「ラッキーストライク」のパッケージデザインも手掛けた
アメリカの著名な工業デザイナーのレイモンド・ローウィによって、
1952年(昭和27年)4月、現在とほぼ同じパッケージデザインに
変更されました。
商業デザイン一般への認識が薄かったこの時代の日本では、専売公社が
アメリカのデザイ ナーに当時150万円と云う高額なデザイン料
(これでもローウィ事務所側としては格安の受注であったという)を
支払ったことも話題になり、
このデザイン変更で爆発的に売り上げが伸び、「デザインが嗜好を変えた」
「新しい意匠は世界的水準にある」などと絶賛されました。
シンボルマークのオリーブの葉をくわえたハトは、先述の旧約聖書のノアの
方舟のくだりから、ハトが平和の象徴となった逸話にちなんでいる訳です。



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ですから、当然「愛と平和」を標榜した我々(隊長と私の学生時代〜)
にとってもハトは、平和への強いメッセージの象徴となっています。



もし銃口を向けられたら、微笑みながらその銃口へ一輪の花を差し込む・・・

遠い昔、外国の白黒の写真集でそんなショットを見た記憶があります・・・

あまりハッキリしてませんが・・・・



HBCは、全世界の平和を祈ります。

ピース!
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by hbc_nkzk2 | 2011-07-29 23:31 | エンボス | Comments(8)

「シェル・エンボス」

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もう皆さんよくご存知、シェルマークのライジングサン石油株式会社ボトル。
全長約165mm。

1833年:先代マ-カス・サミュエルがロンドンに東洋の貝殻を扱う店舗を開店。
    これがシェルのトレ-ドマ-クの起源。

1876年:ライジングサンの前身サミュエル商会、横浜で貿易業開始。

1929年にライジングサン石油横浜本社として建てられたビルの外観は、
建築意匠上モダニズムと古典主義、アール・デコが精妙にとけあった特徴
あるもので有名です。
その設計は、わが国のモダニズム建築を先導した建築家A・レーモンドと
当時日本にいたチェコの多才な建築家B・フォイエルシュタインの共同設計に
よるものです。


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年表の資料や古い新聞広告などを見ているとシェルマークの起源は、分かる
のですが当初からシェルマークを会社のシンボルとしては使用していません。
当初のマークは、タンクオイル缶の中にrising sun(朝日)が描かれています。
これは、社名ともリンクしており納得です。
私は、初めてこのシェル・エンボスマークを見た時は、シェルではなく朝日を
表現したものかと思いました。


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どうやら、合併を繰り返し資本金も大きくなっていった大正頃に製品の
商標、ブランドとしてシェルマークが使われるようになったと思われます。
このボトルは、揮発油だと思われます。おそらくエンボスのない面に
「揮発油」などの商品名が入った紙ラベルが貼られていたのでしょう。


さて、昭和13年の東京朝日新聞の広告に下図の殺虫液「シェルトックス」
なる商品広告を見つけました。
もしかすると、このボトルに「シェルトックス」のラベルが貼られていた
可能性も否定できません。
または、「シェルトックス」のエンボス入りボトルがあったのかも!?

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東京大学総合研究博物館画像アーカイヴス
日本の新聞広告3000(明治24年-昭和20年)


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いずれにしてもこのシェルマークは、朝日の放光とも相まって魅力的な
たたずまい、景色となっています。

素敵!

しかし、このボトル・・・
横浜に本社があったと云うのに関東圏で見た事がありません・・・
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by hbc_nkzk2 | 2011-07-23 11:55 | エンボス | Comments(6)
     ーおもしろネーミング第2弾ー

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     「イタミトール、鎮痛液」



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     「ヨクイタミナヲル、痛治薬」



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     「リゾホルム」 消毒剤



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      鎮咳去痰剤 小児用「コバドリン シロップ」



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     「ベルツ目薬」

ドイツ帝国の医師エルヴィン・フォン・ベルツ。
明治時代に日本に招かれたお雇い外国人。これをもじったのでしょう。



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       外用「ゴノーギン」



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     「マルアイ」



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     「コカイン水」 目薬



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     「コカイン剤」 目薬



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     「コクスイ」 国粋!? 髪染め



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     「ハナトール」



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     「クリマグ」

昭和10(1935)年代、東京は杉並の高円寺にあった六大製薬研究所の
主要製品であった、
マグネシウム新製剤・緩下(かんげ)整腸剤「クリマグ」。
西式健康法(1927創始)によって多くの著作を世に出して知られた、
偏執狂の「西勝造」によって創立された会社。



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「ミルマグ」

制酸整滷(ろ)胃腸製剤・米国薬局方収載ミルク・オブ・マグネシア製剤
「ミルマグ」。
昭和20年代に大阪市北区にあった阪急共栄製薬(現:共栄薬局)によって製造。
こちらも「西勝造」によって創製された「クリマグ」と同じような内容物の
製品。
西は、「ミルマグ」の販売権を阪急共栄製薬に託したのだった。

右隣、六大製薬の「クリマグ」。
左端、USミルク・オブ・マグネシアの小ビン。



この辺で、ひとまずエンボス特集は終わりにします。
次回は、ディギング報告が出来るでしょうか・・・ね・・・




出典:「クリマグ」と「ミルマグ」の物語  庄司太一/著 
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by hbc_nkzk2 | 2010-11-06 15:35 | エンボス | Comments(2)
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エンボス特集を始めたら

「おいおいちょっと待て!これを紹介しないでエンボス特集はないだろ!」
と土方のエンボス馬鹿、いや、S君がしゃしゃり出て来ました。

「二ツ井戸 登録商標 医薬用外 二流化炭素 劇物 百甘物入
発売元 大阪市東区伏見町 薬品問屋 浦野商店 大阪府下西成群今宮町
浦野製薬今宮工場 」

のエンボス。
確かに凄い! 白玉ソースを上回ります。
以下、S君のレポート


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二流化炭素:危険物第4類特殊引火物質に指定されている。
純度が高い物は芳香を持つ無色の液体であるが保存中に分解しやすく黄色を
呈し悪臭を放つようになる。
揮発性が高く非常に引火しやすい(引火点―30℃)発火点は90℃。
硫黄やリンなどを溶かす溶媒として用いられる。
極めて毒性が強く殺虫剤としても使われる。
工業的には木炭と硫黄を高温で加熱して得られる。
ゴムの優秀な溶媒であり、また、ビスコースの製造に用いる。
引火した場合、大量の水による消火を行う。
が、その際に二酸化硫黄が発生する蒸気だけではなく皮膚からも吸収される。
皮膚からの吸収の場合、急性だと視覚障害、興奮発作、意識不明、昏睡、
呼吸麻痺に陥る。より長時間での吸収による慢性だと頭痛、不眠、記憶障害、
聴覚障害、神経炎、血管障害になる。
日本での取り扱いは「毒物及び劇物取締法」「労働安全衛生法」「消火法」
「高圧ガス保安法」「科学物質排出把握管理促進法」の規制を受ける。
容器に貯蔵する際は比重が水より思いことを利用し、二硫化炭素の上に注水し
揮発を防ぐ水没貯蔵法が用いられる。


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大阪で造れたこの壜と薬品。
まるで科学兵器のように恐るべし物でした。
これほど一つの壜にごちゃごちゃとエンボスされているのは見たことがない。
隊長によると内容物が余りに危険な薬品のために製造や販売に関わる全ての
会社や住所をエンボスで示すことで管理を強化していたのではないか。
これだけの劇物だと無くなったや何処行ったでは済まないだろうとのこと。
この壜を手に入れたとき中身が入っていた。
購入当初は二流化炭素と言う薬品を知らずになんの抵抗もなく家の水道で
洗いながしたが…。
調べてみて恐ろしくなった。
当然長い年月で中身の成分は変化してるだろし中身も違うものが入っていたかも
しれない。
しかしもしもの事もある。
改めて昔の壜を洗う時に内容物が残留しているときは細心の注意を払わないと
いけないと思った。
昔は、今では考えられないよーな劇物や薬品、毒物が一般で
売られていたんだから。


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なぜか「バケツと二流化炭素びん」



追記/BOW会長

庄司先生は以前、正体不明なガラスびんの残留物の匂いを嗅いで
三日間寝込んだことがあるそうです。

私もハケで中身入りのびんをヒックリ返し、強烈な臭気を辺り一面に
放ってしまい仕事にならなかったことがあります。


皆さんも十分に気をつけましょう!
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by hbc_nkzk2 | 2010-10-30 14:42 | エンボス | Comments(4)
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「今日もまた」これは傑作なネーミングです! 佃煮びん。


今日もまた、じゃなくて今日は、おもしろネーミングを特集してみます。



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マル秘じゃありません、マル日印ケチャップ!



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「なごやか温泉素」 昔の一家団らん風呂を彷彿させます。



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大木製薬の「コデチン」昭和20年代の有名なぜんそく薬。



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「樺太肝油」カラフト肝油です!
いったい何の肝油でしょう? 樺太って云うんだからマスかな!?



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肝油がビタミン剤なら・・・これはいったい何ものなんでしょう?
「精力素」国民体力改造同志會 非常に怪しい精力剤ですが、ロゴが
もりもり力こぶでおもしろいですね!



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こちらは、なんの変哲も無い薬ビンですが、ネーミングが長〜いです!
「東京耳鼻咽喉科醫院」



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こちらは、「テツゾール」力強いネーミングですが、殺虫剤です。



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同じ殺虫剤でも、「ピートン」 これはなんか可愛らしい感じです。



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こちらは、「キンコツ水」当然「筋骨」から来たんでしょうねぇ。

ネーミングは、やはり「薬」が一番おもしろいですよね。
次回も調子に乗って「薬おもしろネーミング」やってみまーす!

えっ?
まだ、ディギング報告しないのかって!?

もう少し、お待ちください m(_ _)m
11月には、ご報告できる予定です。
それまで、もうしばらくお待ちくださいね!
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by hbc_nkzk2 | 2010-10-23 19:42 | エンボス | Comments(3)
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     キャイ〜ン! ではありません。(ソースびん)



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     じっと見てると・・・ライオンにも見えちゃう・・・(酒びん)



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     クラゲじゃありません。松です。(染料びん)



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     だるまに他なりません・・・(金平糖)



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     ふにゃニコちゃんマーク。(金平糖)
     これ、同じの3つ持ってるんですが、微妙に顔が違う!?



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     鳳凰。リボンイチゴ液と文字が入ってるんですが・・・
     なんの関係があるのか・・・会社の繁栄を祈念した造形?
     昔ですから単純に吉兆柄として採用したのかも知れません。



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     おなじみ、健脳丸! 襟付き!(大ビン)



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     健脳丸、襟なし!(小ビン)



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     これは、哺乳びんのゾウだゾウ!



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     これは、そのまんま、イチゴ液の苺です。



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     いつ見てもいい景色。富士山。(インクびん)



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     この顔、私に似てると云われたことがあります!?
     (フランスから輸入の日本製化粧水びん)



さて、今回はエンボスでも図版を中心に思いつくままランダムに紹介しました。
まだまだ、沢山のシンボルマークが存在します。
楽しいですね〜。
しかし、こうやって見ると造形や絵柄の楽しさ多様さでは、金平糖が
群を抜いているのではないでしょうか?

いずれ、「金平糖」特集もしないといけませんかねぇ〜。
我々、HBCの真骨頂とも云える駄菓子ネタですし、その中でもコンペーは
王様ですからね。

しかし、そろそろ秋深まりつつあり、やっとやっとディギングシーズン到来。
ディギング報告が先になるでしょうか?
いや、もう一回ぐらいエンボス馬鹿やってもよいかなぁ・・・・
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by hbc_nkzk2 | 2010-10-09 13:10 | エンボス | Comments(8)