土の中から掘り出したガラスびんを研究してます


by HBC-BOW
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カテゴリ:コロダイン( 5 )

「ジャンプのハケ」-1

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季節はずれの暖かい日曜日。


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ハケには、まだまだ蚊がブンブン・・・


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顔中刺されてボコボコになりながらも


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       無我夢中で掘り続けていると


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いつしか、ビン神様は降臨し

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こんなお宝を授けてくれます・・・「トンボ印コロダイン」


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「4711ボーチュガル」オールドの小ビン


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       もちろんぶちょうーも掘ります出します!


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なんとミサイル型みかん水ビン2本セット出し!


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巨大水飴びん

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       印判・古伊万里のガラは、ざっくざく山のように
       出てきますが・・・
       肝心の完器のガラスびんが、なかなか出てきません・・・


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でも、それでも諦めずに祈念し続ければ、ビン神様が微笑んでくれます


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小振りな「コンペイトー」花か果実の輪切り模様
右端には、NとOのイニシャル


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そして、ペロペロ(PPK)も出ました!


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型にガラスがちゃんと行き渡っておらず、フチが欠け気味ですが完器です。


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それもこの柄は初見でした〜!


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結局、この日はHBCの推奨アイテム
「ニッキ、コンペー、PPK、神薬」すべてが出たことになります。
(コロダイン=神薬)

ここで紹介しておりませんが、ニッキ水は複数本出ています。
また、古いオハジキなんかも出ました。
ガラの埋蔵量が多い割には、ガラスびんが少ないのがこのハケの特徴の
ようです。
つまり、時代が古いと必然的にガラスよりも陶器が多くなります。
さらなる、調査が必要です。


まーしかし、なんだかんだでレアアイテムが出ましたから
この日の帰り際に目黒駅で私がジャンプしたのは云うまでもありません。

今週末も当然行きます、掘ります、出します!
乞うご期待!!
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by hbc_nkzk2 | 2011-11-14 21:52 | コロダイン | Comments(6)

「TEASDALE CHLORODYNE」

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「ティーズデイル コロダイン」 全長90mm
この八角形のコバルトブルーのびんは、1800年代の英国製コロダインである。



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コロダインは、19世紀英国インド軍の医師、ジョン・コーリス・ブラウンが
コレラ治療を目的にアヘンや大麻、クロロホルムを混合してつくった薬である。


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ブラウン氏は、その後この処方を薬剤師に販売。
コロダインは、コレラ、下痢、不眠症、神経痛、片頭痛などに効く薬として
様々なブランドが生まれた。
この薬の最初のブランドが、どこであったのかは定かではないが、その
ブランドの一つが、この「ティーズデイル」であることが判った。

19世紀の英国でも「フリーマン」「タウル」など、日本でもあったように
ライバルブランドの中傷宣伝合戦が行われたようだ。


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しかし、どこから見ても日本の八角形神薬に似ている。
おそらく、これらのボトル形状が八角形神薬などのびん形の原型となったことは
想像に難くない。


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これからは、徐々に所蔵品の紹介をして行きますので

どうぞよろしく!
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by hbc_nkzk2 | 2011-06-26 16:59 | コロダイン | Comments(7)
「黒コロ、白コロ」

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これは、京都S君の所蔵品。
「黒色コロダイン」の名称がついてます。

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「小西直太郎製」の表記。

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こちらは、何やら判別判読不能な文字・・・「白色」だけは判りますが。
S君、庄司先生に尋ねたところ「コロダインの当て字」だそうで・・・
先生もお持ちだとか・・・

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こちらにも「小西直太郎製」の表記。

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これは、ラベル付きのビン。
コロダイン改良製剤、「白色鎮痛液」の表記。
こちらは「安東久次郎(アンドウ キュウジロウ」の名。
この方は「薬業家須知」と言う書も残している大阪の薬売商です。

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S君は、これらを「黒コロダイン」「白コロダイン」と呼んでます。
彼の推察では、

黒色コロダインは通常の胃腸薬だろうが白色コロダインは黒色とは違う
効能かもしれない。

最後の写真のラベルのみの「改良コロダイン白色鎮痛液」のビンと非常に
近いイメージがあり、エンボス文字の白色コロダインも鎮痛作用に効能を
重視した商品かもしれない。

また小西直太郎だが、当初は薬の町の大阪道修町で有名なジアリンなどを
製造していた小西一族に関係する人物かと思われたが記録も何も発見できずに
確証にはいたっていない。

とゆーことで、この手の売薬は、非常に数も多く判別は困難ですよね。
私は「小西參妙液」のエンボスびんを持ってますが、これも小西家と関係
してるのでしょうか???


まだ、おまけ続きますです・・・
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by hbc_nkzk2 | 2010-08-28 13:45 | コロダイン | Comments(1)
「コロダイン 神薬」
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やはりこの「神薬」、「コロダイン」は人気がありますね〜。
「資生堂コロダイン」の次は、「コロダイン 神薬」です!

奈良方面は、「神薬」と「コロダイン」が並記された売薬があったなどと
庄司先生の受け売りを書きましたが・・・
妖怪、いや怪物N氏から「このタイプは私も1つしか持ってませんが・・・」
とお写真を送ってくださいました。


「近江」ですかー?!!!

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それも「江州」「佐山」。 
近江の江州、それも「近江」の後には◯に琵琶湖の琵の文字。
もうこれは間違いなく「滋賀県」の「コロダイン 神薬」ですね!

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「佐山」は、地名でなく人名ではないかと思いますが・・・
なんですか、滋賀県では「佐山」さんの名字が多いとか・・・?

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いや〜しかし、素晴らしい「コロダイン 神薬」
でも、この「コロダイン 神薬」は、奈良の大和売薬の流れと関係が
あるのでしょうか?
益々、「神薬」と「コロダイン」の関係に興味が尽きませんね〜。

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どうやら、神薬特集を終わろうと思ったのですが、まだまだ「おまけ」が
続きそうです・・・どうかご容赦ください。



所蔵及び写真提供:怪物 N氏
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by hbc_nkzk2 | 2010-08-21 15:11 | コロダイン | Comments(0)

「魅惑の神薬」-6

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さて、「神薬」を語るうえで決して欠かせないのは「コロダイン」との関係
である。
先にも奈良の大和売薬の「神薬」は、「コロダイン」との並記が多く存在して
いるらしいことは述べたが、どうやら同じものか、あるいは何らかの共通性を
もつものであるらしい。
「コロダイン」と云えば、明治を代表する売薬の一つであり、ことに明治中頃
から大正、昭和にかけては安川晃栄堂で販売された胃腸薬「安川コロダイン」
(別名「赤十字コロダイン」)が有名である。
この胃腸薬は、当時の大手主要新聞各社のみならず、地方新聞にも大々的に
宣伝されており、世間では「安コロ」の略称で知られていたと云う。
そして、この「安川コロダイン」とエンボスがあるコバルトブルーのびんは、
「神薬」同様、当時を代表するものであった。
これ以前の古いものでは、大阪道修町・塩野三郎製の「免許精製・コロダイン」
や菜種問屋商大阪自由堂の「免許医薬用・コロダイン」などが確認されている。
また、他にも大正期に出回った代表的なものとしては、東京・星製薬(株)の
「ホシコロダイン」や三重・加藤翠松堂の「カトウコロダイン」が知られて
いる。
この売薬の起源については、英国の秘薬「chlorodyne(コロロダイン)」である
と云われており、ホロウェイ著『大英帝国王立の製薬会社』によると、この薬剤
は元来インド軍の軍医ジョン・コリス・ブラウンによってコレラの治療薬として
開発されたもので、その危険な内容物については、ビクトリア時代の売薬中最も
悪名高いものとされ、またその名前の由来については、
クロロホルム(chioroform)と鎮痛剤アノダイン(anodyne)からきたものだと
記されている。
そして、庄司先生の研究によると「コロダイン」と云う薬剤がクロロホルムと
モルヒネを主体とした英国製チンキ薬(薬品をアルコールに溶かしたもの)の
ことであり、処方に多くの方法があったこと、そして、わが国では明治初年に
すでに紹介されており、様々な調合法によって製造されていたこと、また東京で
販売されていたものでは英国の「フリースン」製が多く、国産のものもかなり
出回っていたと云うことである。
現・田辺製薬(株)でも早くも明治17年に「コロダイン」を製造していたことが
知られている。
話を「神薬」に戻すと、明治初年の資生堂製については知るよしもないが、
富山売薬や合資会社邑田資生堂のものなどを照合すると、モルヒネと云う成分
以外はほぼ類似することがわかる。



右は、加藤翠松堂の「カトウコロダイン」と思われるが、裏面には
ハウト液のような「Kato」のロゴは見られない。
左は、ニコニコ団が中国で手に入れた「昭和コロダイン」。

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「神薬」や「コロダイン」は、満州を始めアジア諸国へも広まったようだ。

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おなじみ安川晃栄堂の「安コロ」。

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以上で「神薬」特集を一応、修了しまーす。
でも本当に魅惑のびんですよねぇ!
これからも、未だ見ぬ「神薬びん」を求めて、日本全国、いや世界!?を
探し堀りまくります!




コロダイン所蔵すべて:奥沢ニコニコ団

出典:
謎の売薬「神薬」(第一部〜二部) ボトルシアター館長 庄司 太一

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by hbc_nkzk2 | 2010-08-05 16:39 | コロダイン | Comments(0)