第26回ビン会議 ---「ばあちゃんのハケ-2」
2012年 02月 21日
今回は極寒の中、フィールドワークとビン会議を敢行しました。
まずは、「ばあちゃんのハケ」をもう少し掘り下げます。
そして、ビン会議には付きものの「ベスト5」を行うことになっていました。
「ベスト5」や「ベスト10」とは、掘り出したレアびんを皆に明かさずに
夜のビン会議の余興として、勝負台(ライトテーブル)の上でランクの
低いものと思われるネタから順番に披瀝して行き、だれの掘り出しモノが
一番レア度が高いか競い確認するゲームです。
ですから、何が何でも今日ここで5個のベストをディックアップしなければ
なりません。こうなると燃えます!(笑)
しかし、この日は「寒い!」を何百回、皆が口にしたことでしょう・・・
手はかじかみ、足は凍えてます・・・もちろんホカロンは必需品。
そしてハケのコンディションも決してよくありません。
凍ってる場所もあります。
それに相変わらず、寒さに関係なくヘビ君は沢山ご登場します・・・
ベスト5はもちろん、お持ち帰りの仲間にも、入れてもらえない
かわいそうなビンたち・・・
今日は、寒すぎ!
カラスが鳴くから帰ろー!
昼飯も喰わずに退散、本日のフィールドワーク14:30で終了!
本日の宿に到着。乾杯をして「ベスト5」の準備です。
これは、前回ぶちょーが掘り出した
「Dr WAMAN COPAL’S SARSAPARILLA BOMBAY」 全長115mm
どうやら WAMAN → WOMAN の間違いのようです。
そして、サイド面のエンボスは、
「Dr GOWTAMRAOKES×××××××(×7字は判読不可能)」
ドクターコーパルさんは、インド人の女性でアメリカに渡って
SARSAPARILLA(ユリ科の植物)の医薬研究をした人のようです。
びん底には「MADE IN JAPAN」。
さーて、いよいよ「ベスト5」の始まり!ジャンケンで出す順番を決めます。
まずは、5位!
レア度は、ご覧の皆さんが判断してみてください。
隊長:アラバスターのクリームびん。
ぶちょー:石蹴り3種出し。
私:梨地テクスチャーでYKのイニシャルエンボスびん。(弱)
4位!
隊長:右2つのキャップ付き小びん2個。1つは星満点!
ぶちょー:左2つ、同じキャップ付き小びん1個と極小びん。
極小びんには判読不能の和文字エンボス入り。
しかし、さすがに夫婦!同じネタを同じランクにインするとは(笑)
私の4位は、パピリオ化粧品の陶器。極美!
フタは、ありませんが、自宅にはちゃんとこれ用のフタを保管してます(笑)
3位
隊長:厚手のニッキ。○にイの屋号入り。
ぶちょー:すずらん柄のガラスの化粧びん。
私:小ぶりなひょうたんニッキ水びん。
2位
隊長:パゴダコショーのエンボスびん。
ぶちょー:ダイヤボンカールのエンボスびん。ボンカールの姉妹品?!
私:ぶどうのような植物柄エンボスのクリームびん。
1位ベスト!
隊長:さびたフタ付き陶器。中身が何やら怪しいものらしい・・・
ぶちょー:なんと「延壽堂神薬」茶びん。茶びんは初見!
富山売薬主流の中、この丸みをおびたタイプは奈良の大和売薬の流れを
くむものと云われています。
私:「歯の薬」「天國堂」のエンボスびん。
これは、すでに私は所有していましたが、それは「歯薬」のエンボスで
歯と薬の間に「の」が入ってませんでした!
そして、隊長がベストにランクした得体の知れないモノの錆びたフタを
壊して中身を確認しました。
隊長が胸膨らませて、期待していたモノではなかったようです・・・
なんだ、中身は錆びたキャビアか・・・
最後にちょっとシラケた「ベスト5」に終わりました(笑)
その後、議題に沿ってビン会議は進められ
「平成ボトル倶楽部、創設10周年記念行事」についてもほぼ計画が
決定しました。
この日も、いつものように二日酔いだった隊長が、枕の角に頭を殴打し、沈没。
そして、前日隊長に付き添っていたぶちょーも布団に蹴つまずいて転倒、
そのまま沈没。
私だけが、一人取り残されて隊長のイビキに悩まされつつ布団に入りました。
今回の宿は、関東では有名な名刹のド真ん前です。
この宿を選んだ理由は、未踏のエリアへの中継点であることは間違いないの
ですが、次の日に骨董市があるってことが一番の理由でした!
ここなら、妖怪、怪物N氏もさすがに登場できないであろうと踏んだのです(笑)
次の日の報告は、近日!
未踏の地をタッチ&ゴーで突き進みました!