「固形ラムネ」の謎
2010年 12月 18日
先週末、久々に庄司先生のお宅へ行って来ました。
ここは、ボトルシアターの2階の小部屋です。
びんの資料や書籍が山のようにあります。
そして、びんも所狭しと山のようにあふれてます。
この日は、先生の日頃の研究活動について伺いつつ、この機会に
隊長は、発掘品の鑑定をして頂きました。
左は、固形ラムネびん(購入品)。右の4つは、すべて発掘品です。
発掘品の中の一つは、ほぼ固形ラムネのようですが、他のびんは金平糖の
ようで、そうでないような微妙な作りです。
固形ラムネの可能性について先生にお尋ねしました。
先生の鑑定では、矩形のびんはおそらく金平糖であろうとの鑑定でした。
固形ラムネのびんは、かなり作りがしっかりした化粧ビンにも匹敵するほどの
クオリティです。
しかしこれもどうやらメジャーなメーカーだけであって、マイナーなメーカー
は、メジャー品に似せたり、駄菓子に近い作りも数多く散見出来ます。
金平糖は、当時の高級品。作りも様々です。
固形ラムネ自体が、得体の知れない代物なので今ひとつ、つかみどころが
ありません。
関東では、ほとんど見かけないし、話も聞きません。
庄司先生も「セルベット前田」の古い広告をお持ちで、それで素性が
分かったそうで、先生自体は口にした経験はないそうです。
水に溶かして、サイダーのように飲む。
しかし、関西支部長のS君は、野外の行楽地跡で沢山の発掘経験を持って
います。つまり、水で溶かさずに直接口にしていた証拠でしょう。
先生もそれには、同意してくれました。
この「固形ラムネ」は、どうやら大人の物だったようですが、きっと
子供も口にしていたでしょう・・・
今後もこの「固形ラムネ」についてHBCは、追求して行くことを宣言して
ボトルシアターを後にしました。
実はこの日、「怪物N氏」も同行しており、N氏は先生に研究資料等を
手渡しておりました。
「怪物N氏」は、庄司先生の研究をかなりバックアップしているのです!
福原資生堂は、本当に「神薬」を製造していなかったのか?
この大きなテーマもいずれ解明して行かねばなりません。
先生は、現在ももちろん追求し続けておりますが、限られた資料の中で
史実を元に解明して行くことは並大抵ではありません。
ですから「怪物N氏」は、ガラスびんだけにとどまらず、あらゆる資料を
探し続けているのです! あっぱれです。 脱帽です・・・
と言うことで、ボトルシアターの後、BOW HOUSEで呑むことになり、
恥ずかしながら、初めて「怪物N氏」をお招き致しました。
貧弱なコレクションを「怪物N氏」にお見せするのは気が引けたのですが
自宅で気が緩んで私は、かなり酔ってしまったようです。
「怪物N氏」大変失礼を致しました・・・