「HILLS」 東関東の秘境に挑む
2009年 12月 19日
止められて、断念した場所です。
冬ならば挑戦できると、この日を待ちに待っていたのです。
まだ紅葉が残っているやはり奥深い山奥です。
関西方面への遠征の余韻もまだ覚めやらぬ12月の頭、挑みました!
これです。 「HILLS」とは、そのまま「ヒルども」のエリアと云うことです。
しかし、もう紅葉も終わりにさしかかる12月です。
さすがの吸血鬼も葉っぱの下で冬眠です。
みごとな、滝です。
この川沿いに廃村マニアさえ知らない秘密の部落があるとの情報です。
色鮮やかな落ち葉を踏みしめて、時間の止まった空間を探します。
しかし、いくら探しても見つからない・・・
しかし、やっと小高い丘を下って古い木橋を見つけました。
橋を渡って、鹿の糞混じりの泥沼の道をしばらく登って行くと・・・
寺のお堂と神社を発見。さらにその上方に2軒の廃屋を発見しました。
1軒は、立派な建物です。
しかし、家の中には、入れませんし、様子も窓越しにしかわかりません。
我々は、そのお宅、その部落のハケを探すのが目的です。
ですが、こんなススキの大群ではなかなか思うように探せません。
しかし、なんとか納屋裏にゴミを捨てていたような形跡を発見しました。
ビンや欠けたお皿を発見したのです。
そこで、ちょいとその辺をひっかいてみました・・・
そそそそそそしたらーーーーーーーーーーーーーーー
出でデ出で出て来ました!!!!!!!!!!!!!!出てしまいましたーーーーーーー!!!
ヒヒいひひヒヒヒルズくんです!!!!!!!!!!!!
焦って、ビビって写真がブレブレです。
この皿の土が付いている上に薄茶色の細長い物体・・・・HILLSです・・・・
ヒョッコリ、ペッタン、ヒョッコリ、ペッタンとユーモラスな動きですが
これが、恐ろしい吸血鬼「ヤマビル」です・・・以前、屋久島で見たモノよりも
小さく、色も淡い感じでした。。。。
撤収−! 撤収ーーーーーーーー!
退散、退散!!! と逃げたとたんに大雨。
しばらく、寺の軒下で雨宿りです。
でもなんか、身体中がむずかゆい感じがして不安気に部長と顔を見合わせました。
隊長は「バカ野郎、ヤツに吸われたら、全然気がつかないんだよ!」
と吸われた経験者は云いました。
しかし、なんでこの真冬にヤツがいるのでしょう!?
おそらく、冬眠中のヤツをお起こしてしまったのでしょう。
これまでも、ヘビやカエルやムカデ君たちをたたき起こして来たのですから・・・
近々、朽ちて落ちてしまいそうな木橋をまた恐る恐る渡って車まで戻りました。
あっ、もちろん収穫はゼロです。 ボーズです。
でも、この辺は小さな部落ですが廃村が複数あります。
日も暮れそうでしたが、もう一箇所だけトライしようと云うこになりました。
今度は、吊り橋を渡って山奥の廃村を目指します。
ちょっとおどけて、吊り橋の上で踊る駅員さん。
けっこうな奥深さです・・・
住居跡らしき場所は、特定しましたが、ここは鹿や獣も饗宴場所?と思えるぐらいの
足跡と荒れようでした。
何か、人間がもう足を踏み入れては行けない場所のような気がするくらいの
ちょっと危険な香りのする空間になっていました。
ビンや食器も散乱していましたが、めぼしいモノはありませんでした。
これは、この場所で有名な杉の大木。これさえも人智を越えた得体の知れない
生き物のように見えてしまいました・・・ コワ
と云うことで、今日は完全ボーズ。
いつものようにお風呂屋を探して汗を流しに行きました。
隊長と露天に浸かりながら、今日の反省会を行い洗い場へ移動しました。
すると・・・隊長の左足首から、つつつーーーーーーーーっと血液が・・・
つつつつつーーーーーーーーーっと血が流れているではあーりませんか!!!!!
・・・・・・・・顔を見合わせ大爆笑!
自らが云った 「ヤツに吸われたら、全然気がつかないんだよ!」
を地で行ってしまいました(爆笑)
そーです!この血の流れ方こそ、これこそ、ヒルズにやられた跡です!
隊長は、これで2度目の被害です。
以前は、群馬-1でやられたのでした。
しかし、ヒルは血を吸ってから膨らんで落ちます。
ですが、この足首に吸い付いたのなら、その後どこへ行ったのでしょう?
ちょっとゾ〜〜〜〜〜〜〜〜っとしながら、我々は脱衣所で着ていた衣類を
すべて総点検しました。
すると隊長のソックスに顔をツッコンで膨らんでいる物体がいるではありませんか!
そう、ヤツはスパッツの間をぬって足首までたどり着き、ソックスの目の間から侵入し、
隊長の血液をチューチューしたのです。
その吸い付いたヤツが、この野郎です。
ヒルズ君です。
隊長は、湯上がりに休憩室に放し飼いにして写真を撮りました。
現在、ヒルズはニコニコ団が飼育しています。
自分の血を吸われ、隊長は肉体的にも精神的にもヒルズになってしまったのです。
ですから仲間を殺したりすることは出来なくなってしまったのです。
私は、早く塩をかけてしまえ! と何度も云ったのですが・・・
また、よりによって部長までが、飼育することに反対しません・・・
どうなってんの!? ニコニコ団は????
しかし、今回の事があって今後の活動にどのような支障が出るかと思いきや・・・
けっこう皆が平気なのには、私が驚きました! ダメだこりゃ・・・・
今年は、まだ終わってませんから! まだギリギリやります!